2010年01月30日

秋葉原事件初公判、検察側「無視した者への復讐」(読売新聞)

 「秋葉原で人を殺します」。携帯サイトに犯行予告を書き込み、買い物客でにぎわう日曜日の雑踏にトラックで突っ込んだ惨劇から1年7か月余り。

 わずか2分間に、17人を殺傷したとして殺人罪などに問われた元派遣社員・加藤智大(ともひろ)被告(27)の初公判が28日午前、東京地裁で始まった。「この場を借りておわびしたい」。被害者らに謝罪した加藤被告は自らの心の軌跡を、今後の公判でどこまで語るのか。一命を取り留めた被害者も、傍聴席から耳を傾けた。

 午前10時。法廷に姿を現した加藤被告は、黒のスーツ姿で髪を短く刈り上げていた。逮捕当時と比べるとほおがこけ、顔面は蒼白(そうはく)。被告席に着く前に一度、足を止めて、遺族や被害者が座る席の方を向き、深々と頭を下げた。

 ◆「おわびしたい」◆

 村山浩昭裁判長に名前を聞かれると「加藤智大です」とか細い声で答え、職業を問われると「無職です」と少し早口で答えた。

 検察官が約10分間、起訴状を朗読した後、加藤被告は証言台の前に進んだ。

 書面に目を落としながら、「まずは、この場を借りて遺族と被害者におわびをしたい。今回、多くの人が亡くなり、大変申し訳ありません」と謝罪。起訴事実を大筋で認めた上で、「せめてもの償いとして、私にできることは、どうしてこういう事件を起こしたのかを明らかにすることです。詳しい内容は後日、説明します」と述べた。

 ◆冒頭陳述で心の動き詳述◆

 検察側は冒頭陳述で、加藤被告の心の動きを捜査段階での供述をもとに詳述した。

 それによると、加藤被告は2003年3月に短大を卒業後、派遣社員として働く中、存在価値が認められず部品のように扱われていると不満を抱いた。

 携帯電話の出会い系サイトで知り合った女性に自分の写真を送った途端、返事が来なくなったため容姿にも強い劣等感を抱き、06年頃から携帯サイトの掲示板に悩みを書き込み、慰めやアドバイスを受けていた。

 しかし08年頃になると無意味な書き込みによる「荒らし行為」が殺到。唯一の居場所を奪われたと感じ、自分以外すべてが敵だと怒りを深めるようになった。

 事件の3日前の08年6月5日には、職場で自分の作業着が見つからず、「辞めろと言われている」と思いこみ、この時、掲示板に辞める決意を書き込んだ。それでも反応はなく、「誰もまともに扱ってくれない」と怒りを爆発させ、「大きな事件」を起こして、自分を無視した者たちへの復讐(ふくしゅう)を考えた。

 そして茨城県土浦市のJR常磐線荒川沖駅などで9人が殺傷された事件(08年3月)や、仙台市で暴走したトラックが歩行者7人を死傷させた事件(05年4月)を思い浮かべ、日曜日に人が集まる秋葉原の歩行者天国で事件を起こすことを決意。警察に捕まれば「自分の人生は終わりだ」とも思ったが、「もう生きていても仕方がない」と自暴自棄になり、復讐の方が重要と思ったという。

 犯行を決意した後も「誰かに止めてほしい」という気持ちがあり、犯行をほのめかす書き込みを繰り返したが、反応はなかった。秋葉原をトラックで走行中も人の多さに怖くなり、歩行者をはねることを3度もためらったという。

 ◆弁護側、仕事ぶり評価も◆

 弁護側は冒頭陳述で、加藤被告が中学生時代は学級委員や合唱の指揮者を務め、短大卒業後に始めた警備会社のアルバイトでは、仕事ぶりが認められ人員配置も任されていたと主張。その上で、「彼がどのように育ち、どのような考え方をするようになったのか、という視点を持ってもらいたい」と訴えた。

 よりどころとされた携帯サイトの掲示板については、数年前から1日に何度も書き込むようになり、過去には掲示板で知り合った人に会うため、青森から福岡まで車を走らせたこともあるとした。

 一方、争点となっている加藤被告の責任能力については、弁護人の意見陳述で、「完全責任能力に疑いがある」と述べたが、弁護側冒頭陳述では全く言及しなかったことから、村山裁判長から「責任能力に触れなかったが、良いのか」と尋ねられる一幕もあった。

 午前中の審理は午前11時30分ごろに終了し、加藤被告は閉廷時、村山裁判長と、遺族らが座る傍聴席に一礼して退廷した。

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2010年01月29日

小学英語、楽しさ大切に=「無免許」授業に不安も−教研集会(時事通信)

 山形県内で開催中の日本教職員組合の教育研究全国集会で24日、本格的に始まった小学校英語の実践例が報告された。「子供は授業を楽しんでいる」との評価が目立った一方、「英語教育を学んでいない『無免許』のまま、なぜ教えさせるのか」との不安な本音も漏れた。
 神奈川県の男性教諭(55)は「ゲームや歌を取り入れ、子供も教員もテンションが高い」と紹介した。「楽しませるだけでなく、相手のことを知っていくコミュニケーションの喜びを教えたい」と意欲的だ。
 授業では2語、3語で簡潔に話し掛けるよう工夫。「返事が日本語でも構わない。英語に言い換えてあげればいい」という。
 6年生を受け持つ岩手県の男性教諭(48)は今年度から、ネーティブの外国語指導助手(ALT)らと一緒に週1コマ教える。「ほかの教科と違ってマルバツをつけないから、子供はすごく楽しそうだ」と話した。
 驚かされた出来事があった。普段は首を振るばかりの寡黙な女子が無事にスピーチを披露し、「英語の授業が気持ちを揺さぶっているのでは」と感じた。
 ただ、「自分は発音も聞き取りも苦手。いわば無免許運転だ」との疑問はぬぐえない。ALTとの打ち合わせなどに時間がとられ、負担も大きい。
 報告を聞いた中学校の英語教員らは「全教科教え、さらに英語をやるのは大変だ」と指摘。「小学校段階では、相手の気持ちを受け止める姿勢を身に付けさせてくれれば十分」とのアドバイスもあった。 

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2010年01月28日

小沢氏、神妙会見…強気な姿勢一転(読売新聞)

 「私は、何も隠し立てすることはございません」。自らの資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件を巡って23日、東京地検特捜部の事情聴取を終えた民主党の小沢一郎幹事長(67)は記者会見で「知っている限りのことを申し述べました」と神妙な口調で事件への関与を否定した。

 「検察と全面的にきちんと対決していく」と述べ、強気の姿勢を強調した党大会から1週間。この日は報道陣の質問に声を荒らげることもなく、いつもの「剛腕」の顔は一切のぞかせなかった。

 この日午後8時15分、東京・千代田区のホテルの宴会場に姿を見せた小沢氏のスーツの胸には、議員バッジが輝いていた。300人以上の報道陣を前に着席した時には、「よしっ」と自分に言い聞かせるように声を出し、会場を見渡しながら、約4時間半に及んだ特捜部の事情聴取の内容について説明を始めた。両脇には、木下貴司、南裕史の両弁護士も同席した。

 「具体的な事務は担当の者が行ったので、実務的な点まで立ち入って関与したことはありません」。カメラのフラッシュを浴びながら、言葉を一つ一つ選ぶように語り、刑事責任を問われた場合については「そうならないため、きょうは事情の説明をしたわけです」と苦笑いさえ浮かべた。

 唯一、「不正なお金は一切受け取っていない」と言い切ったのは、中堅ゼネコン「水谷建設」から資金提供があったかと尋ねられた時。これまで特捜部の聴取の要請に応じなかった点を追及されても、「問題点が整理されてからの方がいいだろうと思い、結果として、きょうになったんです」とかわし、いつものように報道陣に強い口調で言い返すこともなかった。

 ただ、事情聴取で黙秘権を告げられたかどうか質問されると、一瞬戸惑う場面も。右脇の南弁護士に確認した後、「私に対する告発があったということで、『被告発人』として説明を伺うという話でした」「黙秘をする権利もあるという話も伺いましたが、一切黙秘権は行使していません」と語り、調書を作成したかという質問に「2通署名しました」と述べて、おしぼりで顔をぬぐった。

 会見が終わったのは午後8時37分。小沢氏は「ありがとうございました」と報道陣に軽く一礼して足早に会場を後にすると、ワゴン車で行きつけの世田谷区内の居酒屋に向かい、関係者数人と2時間ほど食事を共にした。

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posted by ハンダ カズヒロ at 22:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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