2010年04月27日

「あなたが戻ってこられる世界はない」目撃者の厳しい言葉に加藤被告は(産経新聞)

【法廷ライブ 秋葉原17人殺傷 第7回公判】(4)

 《加藤智大(ともひろ)被告(27)が運転するトラックが、現場の交差点へ突入するのを目撃したという男性証人。トラックを降りた加藤被告は証人の横を走って通り過ぎ、付近にいた通行人らを次々と刺したとされる。証人は恐怖の瞬間を振り返った》

 検察官「そのとき、2の場所にいた人物は何をしたと思いましたか」

 証人「数秒のことでしたが、人を刺したんだと思いました」

 《法廷内の大型モニターに映し出された現場付近の地図には、1、2、3という数字が書き込まれている。加藤被告の移動経路を示しているようだ》

 検察官「あなたのいた位置からは、男の手元はやや見にくいですね?」

 証人「はい」

 検察官「男は手に何を持っていましたか」

 証人「それは見てないですね。はい」

 《証人は当時、交差点にある大型電器店前の歩道を歩いていたという》

 検察官「そのとき、周囲はどんな様子でしたか」

 証人「もう、クモの子を散らすように、みんな逃げていきました」

 《証人のすぐそばにある長いすに座った加藤被告は、右脇腹のあたりを手でさすっている。時折、細かく瞬きをするものの表情は変わらない》

 検察官「あなたはどんな気持ちでしたか」

 証人「体が震えるというか…。もうガタガタして。呆然(ぼうぜん)としました」

 検察官「何が起きてると思いましたか」

 証人「最初は(交通)事故だと思ったんですが…。通り魔殺人事件が起こったんだと思いました」

 《証人は恐怖をかみしめるように、「犯人がすぐ横を通っていったので、僕も刺されてもおかしくなかった」と言葉を続けた》

 検察官「その後、あなたは移動しましたね?」

 証人「(当時立っていた場所からは)犯人は見えませんでしたが、どこにいるか分からないので移動しました」

 《検察官が地図に、証人の移動経路を矢印で書き込む。証人は電器店の裏側に回り込むように移動したようだ》

 検察官「そこにも倒れている人がいたのですね?」

 証人「はい」

 検察官「何人いましたか」

 証人「3人です」

 検察官「倒れていたのは車道ですか」

 証人「はい」

 検察官「ここに倒れていたという男性の様子はどうでしたか」

 証人「もう、血まみれで倒れていました。ぐったりした様子でした」

 検察官「女性の様子は?」

 証人「顔が蒼白(そうはく)で、ぐったりしていました」

 検察官「(別の)男性は?」

 証人「一緒にいた女性の方が、声をかけていました」

 検察官「それを見てどう思いましたか」

 証人「もう大変なことが起きたと思ったし、自分も危なかった」

 《検察官が「この人たちは誰にやられたと思いましたか」と尋ねると、証人は右側に座った加藤被告に一瞬視線を移した後、「眼鏡をかけた、横を通り過ぎていった男だと思いました」と答えた》

 検察官「あなたは歩道にいたから助かったのですね」

 証人「はい」

 検察官「事件後、あなた自身への影響はありましたか」

 証人「しばらく寝ているときに目が覚めたりしました。あと、音楽プレーヤーを聴いているときにこの事件にあったため、しばらく音楽プレーヤーが聞けなくなりました」

 検察官「それはなぜですか」

 証人「(音楽を聴いていて)外の音が聞けないのが、すごく不安になるからです」

 検察官「最後に言いたいことはありますか」

 証人「はい。被告に対しては厳しい裁判結果を出していただきたいと思います」

 《さらに、証人は少しためらいがちに「え…あの…」と言いながらも、加藤被告をじっと見つめ、ゆっくりと続けた》

 証人「どんな裁判結果が出ても、あなたが戻ってこられる世界はありませんので。そのことを理解してください」

 《加藤被告は前の机に視線を落としたまま、かすかに顔を上下させた》

 《この後、検察官は被害者の写真を見せながら、証人が目撃した人物と同じかどうかを確認し、尋問を終了。代わって女性弁護人が質問に立った》

 弁護人「トラックがあなたの横を通り過ぎていったということですが、運転していた男の様子は見えましたか」

 証人「見えました」

 弁護人「男の表情は見えましたか」

 証人「見えませんでした」

 弁護人「(運転席に)眼鏡をかけた男がいたということですね」

 証人「はい」

 弁護人「男があなたの横を通り過ぎたということですが、あなたとの距離はどのくらいでしたか」

 証人「(加藤被告がいた)車道と(自分が立っていた)歩道の間にさくがあったが、だいたい1、2メートルぐらいでしょうか」

 弁護人「男の表情は見えましたか」

 証人「表情は見えませんでしたが、白っぽい服装でめがねをかけていました」

 弁護人「男は手元に何か持っていましたか」

 証人「分かりません」

 弁護人「周りはどのような様子でしたか」

 証人「人だかりで。たくさん人がいました」

 弁護人「男は人だかりに向かって走っていったということですか」

 証人「はい」

 弁護人「男は移動する間、ずっと走っていたのですか」

 証人「自分の意識としてはそういうことです」

 《代わって男性弁護人が質問に立った》

 弁護人「あなたの検察調書によると、100人ぐらいの人だかりができていたということですが」

 証人「はい」

 弁護人「人だかりができていたのは、だいたいどのあたりだったか地図に書いてください」

 《証人は赤ペンで、地図に楕円(だえん)を描き込んだ。ここで尋問は終了し、証人は書類に必要事項を記入した後、退廷。続いて加藤被告も、傍聴席に深々と頭を下げて法廷を後にした。公判は昼休みを挟み、午後1時半から再開するという》

 =(5)に続く

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2010年04月24日

「日米同盟3年持たぬ」 正論大賞・佐瀬昌盛氏が講演(産経新聞)

 第25回「正論大賞」(フジサンケイグループ主催)を受賞した防衛大学校名誉教授、佐瀬昌盛氏(75)の受賞記念東京講演会が16日、東京都千代田区のサンケイプラザホールで開かれた。佐瀬氏は「日米安保は次の50年を耐えられるか」と題して講演。日米安保条約の問題点を鋭く指摘し、約400人が耳を傾けた。

 佐瀬氏は、民主党が主張する「緊密で対等な日米同盟関係」を「現在の日米条約を改定する議論のない身勝手なもの」と強く批判。「現政権のハンドリングでは、日米同盟は3年持つかわからない」と警告した。

                   ◇

 ■講演要旨

 3カ月前の1月19日、日米の外務、防衛4閣僚が安保条約50周年の政府声明を出した。しかし美辞麗句の連続で、どこにも日米関係に暗雲が漂うことは読み取れない。

 鳩山政権は、日米安保条約の取り扱いがあまりも下手で拙劣で深慮が足りない。普天間移設問題をきっかけにあれよあれよという間に、成立以来最大の危機を迎えている。

 混乱の中で成立した安保条約だが、発効から10年もすると、安保肯定が多数派を占め、平成21年1月には76・4%の最高値を記録した。そこで政権交代後の迷走で、暗雲がたれこめた。

 日米安保条約は、天下に二つとない非常に特異な条約だ。アメリカは日本を守る、日本は基地を提供するという全く性質の違う義務を表裏に負う条約である。日本は共同防衛の義務を負っていないが、何もしなくてもいいのか。

 民主党が掲げる「緊密で対等な日米同盟関係」の「対等」は主観的なものだ。なぜなら、当然要求される、現行日米安保条約でいいのかという議論もない身勝手なものだからだ。

 岡田外相の口グセは、「日米同盟は今後30年、いや50年」だが、現行条約を50年続けるという意味なのですかと問いたい。言葉で言うのは簡単だが、おそらく相当日本を取り巻く戦略環境には変化があるだろう。北朝鮮、中国、アメリカ、ロシアがどうなるか、安易に言うことはできない。50年の歳月は大変な年月だ。

 孤立防衛、国連憲章下での集団安全保障が現実的でない現在、どこかの国と組んで自国の安全を守る方法しか選択肢はない。見渡す限り、日本が置かれている地政学的条件、価値観の共有など諸々の条件を考え合わせると、アメリカしか浮上しない。

 そのときアメリカ側に、締結意思、継続意思があるのか。意思の確認は難しい。それは誠実な対応姿勢を実際に見せること以外に方法はない。そこで必要なのは、条約を継続する意思や、利益を相互に調整するよう努力する姿勢だ。5年ごとに改定することによって50年継続させることができるだろう。

 今後の日米安保条約は、二国間だけの利益を念頭にするものであっては、今後の世界には存続できないだろう。NATO(北大西洋条約機構)のように国連に必要とされる国際公共財としての役割を、担わなければならないと思う。

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2010年04月23日

福岡の鴻臚館史料一部焼く…放火の可能性(読売新聞)

 15日午後7時35分頃、福岡市中央区城内の鴻臚館(こうろかん)跡調査事務所から出火、プレハブ平屋の事務所約125平方メートルの一部を焼いた。普段は火の気がないことから、福岡県警中央署は放火の可能性もあるとみて調べている。

 同署の発表などによると、散歩中の女性が煙に気づいて119番。約45分後に消し止められたが、史料の一部が燃えた。事務所には出土した土器や陶磁器、調査用の図面、出土品の写真など約500箱分を置いていた。国や市の指定文化財などはなかったという。

 鴻臚館は古代の迎賓館で、市教委が発掘調査を進めている。この日は調査員ら5人が勤務。午後5時40分頃に事務所を出ており、出火当時は無人だった。

 14日午前には、事務所の西約500メートルにある市指定文化財「名島門」の扉の一部を焼く火事が起きており、同署は関連も調べる。

 市消防局は16日午後、名島門の周辺に放火監視機器2台を設置する。センサーが炎を感知すると、音を出して威嚇し、周辺に火災発生を知らせる。

<山林白骨遺体>00年不明の男性と判明 岐阜(毎日新聞)
歌舞伎座建て替えに介入許すな=暴力団排除協議会が発足−東京(時事通信)
首相動静(4月16日)(時事通信)
小田急線、新宿―小田原間で運転見合わせ(読売新聞)
65歳以上、過去最高の22.7%(医療介護CBニュース)
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